JOURNAL / 商品づくり
商品をつくる前に、
考えたい3つのこと。
誰に届けたいか。何を大切にしたいか。どこから始められるか。アイデアを商品にする、最初の整理について。

「こんな食品があったら」「この素材を使って何かできないだろうか」。食品開発の出発点は、まだ言葉になりきっていない思いであることもあります。
私たちの飛脚めしも、自分自身が食べたいバーのアイデアから始まりました。友人と試作を重ね、会社をつくり、工場を探し、クラウドファンディングに取り組んで、商品として届けてきました。
その経験から、最初に一緒に整理したいと考えていることがあります。
1.誰の、どんな場面に届けたいか。
どんな人が、いつ、どこで食べるのか。その場面を思い浮かべると、商品に必要なことが見えてきます。
忙しい日の食事なのか、持ち歩く間食なのか。家で料理に使うものなのか、誰かに贈るものなのか。食べる人と使う場面を、できるだけ具体的にしてみます。
飛脚めしの始まりには、「甘くなくて、しょっぱくて、保存がきくバーが欲しい」という、自分自身の欲しいものがありました。
2.商品の中で、何を大切にしたいか。
生かしたい素材や味わい、つくり手のこだわり。商品に込めたいことを、まず言葉にします。
同時に、食べる人が手に取りやすいことや、つくり続けられることも考えます。私たちも飛脚めしのリニューアルでは、食感の改善と製造工程の工夫に取り組み、販売価格の引き下げにつなげました。
大切にしたいことと、工夫できること。その両方を整理することが、商品化の道筋を考える手がかりになります。
3.今の状況で、どこから始められるか。
使える資金や時間、すでにある設備や人とのつながりは、案件ごとに違います。現在地を共有し、何から確かめるかを考えます。
まず試作することがよい場合もあれば、届けたい相手や商品企画を整理することから始める場合もあります。補助金やクラウドファンディングの活用が合うかどうかも、状況に合わせて検討する選択肢です。
はじめから大きく進めようとせず、一つひとつ確かめながら、無理のない進め方を探していきたいと考えています。
アイデアの輪郭を、一緒につくる。
最初の相談で、すべてが決まっている必要はありません。「これをつくりたい」「この素材を生かしたい」という思いから、お聞かせください。
自信を持って届けられる商品を、無理なく続けられる事業へ。私たち自身の経験も生かしながら、一緒に考えていきます。